Synopsis
私の誕生日に、元彼の桐山蓮は私を人里離れた山の別荘に誘い出し、そして丸4時間姿を消した。
市街地からここまでは、4時間の車の道のりだ。彼はそれをよく計算していた。
丁度、零時前に、別の女性の誕生日パーティーに到着できるように。
桜井詩織の最新のインスタでは、彼女と桐山蓮が寄り添っていて、彼女の手にあるあの大きなダイヤの指輪が、目が痛くなるほど輝いていた。
キャプションには:「4時間の車の道のりでさえ止められない愛」。
ふん。
桐山蓮は忘れたようだ、これは私がパパラッチに山で囲まれ、携帯の電波もなく、迷子犬のように絶望していた4時間目でもあると。
その瞬間、私はなんだか、彼をそれほど愛していなくなった気がした。
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