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38.88% 攻略7年後、夫は親友と結ばれた / Chapter 7: 第7章

Kapitel 7: 第7章

姫宮様の宴会で事件が起きた。しかし、今回は三皇子ではなかった。

今の皇后が生んだ姫君と、皇后の実家の甥が事件を起こしたのだ。

二人は衆人環視の中、死を賜るか、それとも婚姻を賜るかの選択を迫られた。

私は隣にいる三皇子の顔を見て、好奇心に満ちた表情を浮かべた。

【あなたの仕業ですね。】

三皇子は清風明月のように微笑んだ。

【来るものには報いなければなりませんから。】

普通の人なら、姫君は天皇の実子なのだから、

その甥も皇后の実家の者で、親族同士の縁結びは良い兆しだと思うだろう。

しかし今上陛下はそうは考えなかった。外戚が権力を握ることを警戒し、特に皇后の実家が名門の桜井氏であることは、今上陛下の逆鱗に触れた。

そのため、宴会の後、姫君は重病で亡くなり、甥も重病で命を落とした。

皇后の実家の者たちも、この数日、朝廷で度々叱責を受けている。

皇后の実家のために発言する者は誰もが、天皇から叱責を受けた。

藤原修も例外ではなかった。

藤原修は皇后と親しくなりたがっていた。皇后には子がなく、その実家の桜井氏は名門で名声が高かったからだ。

だから今、桜井氏が窮地に陥っているときこそ、藤原修は手を差し伸べようとした。

しかし、自身も泥仏が川を渡るような状態で、このような行動を取るのは笑い話のようなものだった。

朝廷での出来事は、三皇子が私に教えてくれたことだ。

三皇子が私をこれほど信頼する理由は分からないが、利用できるならそれでいい。

皇后一派に取り入るため、藤原修は何度も私に銀両を要求してきた。

しかし私は父に監禁されていることを口実に、藤原修に対して困窮を訴え続けた。

おそらく私にうんざりしたのだろう、藤原修はもう手紙を寄越さなくなった。

私もそれで清々した。

【お前は私を助けられると言ったが、今や私は朝廷で身動きが取れない。どうすればいいと思う?】

三皇子が私の隣に座っていて、顔を上げれば月が見えた。

前世では、今上陛下の死に私は関与しなかった。だから予期せぬことがなければ、今上陛下の死因は前世と同じはずだ。

【今上陛下は疑い深いお方です。三皇子様は辺境で修練なさるのが最善かと。】

三皇子は頷いた。

【私もそう考えていた。ただし、この別れは何年にも及ぶかもしれない。鈴木お嬢が主君を変えないことを願う。】


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