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Kapitel 13: 第13話

リリィに言われるがままに屋敷の1Fへと降りると、ゾロゾロと亜人の女性達が各部屋から出てきて階段を降りた先で俺に向って一斉に頭を下げる

「「「ガーク様、この度は過分な施しを頂き有難う御座います」」」

(練習したのか?と言いたくなるほど、揃ってるな・・・・)

なんて事を考えてしまうが、そんな事を口には出せず、苦笑いをしていると

「ガーク様、何卒ぞあの者らへお声を・・・」

階段の途中で、背後からそっと俺の背後でリリィが俺にアドバイスする

「あ、あぁ・・・皆、俺がガーク=オーウェルだ」

(いやいや、さっき皆、俺の名前を言ってたじゃないか!?なに言ってんだ俺!)

「「「ガーク=オーウェル様、宜しくお願い致します」」」

・・・やめだ、これじゃ話が進まない

俺はリリィに頼んで皆を使用人用の食堂へと集めてもらった

・・・・なんでこいつ等椅子に座らないんだ?

中央の椅子に俺だけが座り、亜人の女性たちは全員壁際へと整列して立っている

リリィとミーナも同様に俺の背後で立って、俺の言葉を待ってる様だ

「まず、お前らに言っておく事がある、俺は奴隷と言うのを認めない」

俺の言葉に驚き、「えっ!?」と口にする者も居たが直ぐに、周囲を伺い姿勢と正す

「この世界から奴隷という不条理な制度を無くしたいと思って居る」

そこまで口にし、皆に視線を向ける・・・流石に表情からは困惑と戸惑いの感情が見て取れる

「その為に、隷属の紋章を無効化する方法を探そうと思っている、既に俺の後ろに控えるリリィとミーナにはこの事を話し、俺に協力してもらう事になっている」

「だが、俺は強制はしない、皆には皆の幸せがありそれを手にする資格がある、だから選択してくれ、俺に協力して一緒に奴隷解放の為、力を尽くしてくれるのか、生まれた故郷へと帰り家族の元で静かに暮らすのか・・・恐らくだが後者の方が身の安全は担保されるはずだ」

「だが、故郷へと帰る者は、隷属の紋章の主無しの状態で帰ってもらうか、一旦俺と隷属の契約をして帰ってもらう事になる」


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