Kapitel 4: 4章 これより以降
「父上、これまで私は道理をわきまえぬ者として、たくさんの過ちを犯してきました。しかし今日からは、必ず真面目に修練に励み、決してお父上の期待を裏切ることはありません！」
莫忘塵は一歩下がり、何も言わずにその場に跪き、深々と頭を下げた。
今の彼は、前世では一代の丹聖であり、今は莫家の若主、莫忘塵となっている！
前世の彼は、孤児であり、父も母もいなかった。しかし今は、莫嘯天の身に、かつて味わったことのない父の愛を感じていた。
この一跪は、自分のためだけではなく、より多くはこの肉体の元々の持ち主のためでもあった。以前の莫忘塵は、確かに多くの過ちを犯し、父を困らせ、さらに失望させていたのだから……
この突然の行動に、莫嘯天と大広間に残っていた雪児は驚き、しばらく我に返ることができなかった。
「よし！よし！お前が道を見失わず戻ってきてくれて、父として大変うれしく思う！霊脈を凝集できなくても何だというのだ？本心を失わなければ、将来には別の道もあるだろう。今や家業はますます繁盛している。私はお前に家業を任せようと思っていた……」
莫嘯天の目に涙が浮かび、地面に跪く少年を喜ばしげに見つめていた。相手の顔にはまだ幼さが残っているものの、その視線の中に、彼は非常に強い決意の色を見た。この子は本当に成長したのだ……
莫忘塵が言った「真面目に修練する」という言葉について、莫嘯天はさほど気にしていなかった。自分の息子が霊脈を凝集できないことは、誰よりも彼自身がよく知っていたからだ。話しながら、莫嘯天は莫忘塵を地面から引き起こそうとしたが、言葉が終わる前に、莫忘塵は首を振り、口を挟んだ。「父上……」
「私は本当に真面目に修練するつもりです。家業については、興味はありません。他の人に任せて負担を分担させればいいのです」莫忘塵は微笑んで言った。
この言葉に、莫嘯天は一瞬驚いた。莫忘塵が冗談を言っているようには見えなかったが、しかし彼の経脈は……
ゴォン！
彼が疑問に思っていた時、莫忘塵が片手を少し上げると、次の瞬間、大広間に一筋の霊気が波動を立てた。
目に見えない霊気が、まるで莫忘塵の制御を受けているかのように彼の掌に集まり、そして手の皮膚の表面に沿って、体内に吸収されていった。
「これは……」
この突然の出来事を見て、莫嘯天の目は輝きで満ちあふれ、顔は信じられないという表情になった。
なぜなら莫忘塵のこの手の動きは、彼がすでに霊気と交感し、体内の経脈に霊気を取り込めることを証明していたからだ！
「塵児、お前の……お前の経脈が……」
莫嘯天の声は震え、心の中の衝撃を物語っていた。莫忘塵の後ろにいた雪児も同様に、目を大きく見開き、驚いた表情を浮かべていた。
「今朝目覚めたとき、自分の経脈がどこか違和感があるように感じました。後で気づいたのですが、霊気を蓄えられるようになっていたのです……」
莫忘塵は微笑んで、父親に本当の理由を告げることなく、適当にごまかした。
「よし！よし！よし！理由は何であれ、私の息子がついに無能ではなくなったのだ！」莫嘯天は大笑いし、目から涙を流しながら三度「よし」と言った。
「家主様、若様、おめでとうございます！」雪児も笑顔で言った。莫忘塵は普段少し意地悪だったが、今彼が道を見失わずに戻ってきたことに雪児も自然と喜びを感じていた。
彼女は元々孤児で、後に莫嘯天に莫家に引き取られた。名目上は莫嘯天のそばにいる侍女だったが、相手は彼女を娘のように扱い、決して下人のように使うことはなかった。
そんな恩情は雪児にとって、この上ないものであった。今、莫嘯天がこれほど喜んでいるのを見て、彼女も自然と嬉しくなった。
「ハハハ、雪児、お前は幼い頃から我が莫家で育ち、お前の才能もずっと見てきた。今やお前は凝脈境一重の修為に達している。よし、今日からお前を養女として迎えよう。どうだ？」莫嘯天はこれほど嬉しい日はなかったかのように、雪児の方を見て笑顔で言った。
「義父様！」雪児の本名は莫雪、この名前も莫嘯天がつけたものだった。今、相手が自分を養女にしたいと聞いて、彼女は思わず目に涙を浮かべ、躊躇なく跪いた。
「立ちなさい、立ちなさい！」莫嘯天は手を上げて彼女を立たせ、再び莫忘塵を見た。「お前たちは私の大切な子どもだ。塵児、お前が修練できるようになったことは、私と雪児以外には当分知らせないでおくように。それから、一ヶ月後に雲楚學院が弟子を募集する。お前と雪児も試練に参加するのだ。必ずしも選ばれるとは限らないが、毎年一度しかないチャンスだ。とにかく一度挑戦してみるべきだ」
「一ヶ月後ですか？」莫忘塵は驚いた。雲楚學院が弟子を募集することについては、彼は詳しかった。
雲國において皇室を除く第一勢力として、雲楚學院はまさに天才の揺りかごと言えた。
毎年、雲楚學院は雲國の各都市で弟子募集の試練を行っており、修為ではなく才能のみを見る。もし選ばれれば、雲楚學院の弟子となり、そこから飛躍的な成長を遂げることができるのだ！
このことからも、雲楚學院にどれほどの天才が存在するかが分かる！
「雲楚學院か……」
莫忘塵は小声で呟いた。君慕青は、あの院長の弟子だったな？
もし自分が試練を通過し、雲楚學院に入ることができ、再び君慕青の前に現れたとき、彼女はどんな表情をするだろうか？
すぐに、莫忘塵と雪児は議事堂から出た。
二人が莫家の小道を歩いていると、雪児はときどき莫忘塵に視線を向けていた。それに莫忘塵は苦笑せざるを得なかった。
「私の顔に何かついてるのか？」彼は尋ねた。
「えっ！」
雪児は一瞬驚き、それから口をとがらせた。「急に別人のように変わったあなたを見て、少し慣れません。まるで夢を見ているような気がして……」
「慣れない？」莫忘塵は驚き、その後、雪児が見慣れた表情が顔に浮かんだ。
この表情は、以前の放蕩息子の姿とぴったり合っていた。悪戯っぽい笑みの中に、どこか殴りたくなるような感じがあった。
パン！
雪児がこの変化に反応する前に、莫忘塵は彼女のお尻をバシンと叩いた。
「あなた！」
お尻に感じた熱さで、雪児は恥ずかしさと怒りを感じたが、彼女が何かする前に、莫忘塵はすでに笑いながら近くの交差路へと走り去った。「これで慣れただろう？」
「それと、『あなた』なんて言わずに、これからは『お兄さん』と呼ぶんだぞ、わかったか？」
言い終わるや否や、莫忘塵はそこから逃げ出した。雪児の現在の修為は凝脈境一重の段階であり、もし彼女が本気で自分を懲らしめようとするなら、彼の現在の錬體境九重の境界では、全く太刀打ちできないだろう。
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