Sinossi
雪咲(ゆきさき)彩花(あやか)は、両親の恩義のため神楽坂(かぐらざか)家の嫡男、響(ひびき)と婚約していた。しかし、響の妹・咎音(とがね)に雪山の谷底へ突き落とされ、七日間も遭難してしまう。やっとの思いで救助された彩花を待っていたのは、婚約者からの「お前が勝手に動き回るからだ」という怒声と疑いの眼差し。彼は、か弱い妹を演じる咎音の嘘を信じ込み、彩花の言葉には一切耳を貸さない。そして、凍傷で壊死しかけた足で動けない彩花を雪山に残し、響は咎音だけを抱えてヘリに乗り込んだ。「後で迎えを寄こす」——それが、七日間信じ続けた婚約者が放った最後の言葉だった。さらに、妹と結託した医師による偽りの診断が下され、彩花は完全に孤立する。全てを奪われた彼女が、絶望の淵で選ぶ道とは——。
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