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1.99% どうか清風よ、私の思いを知れ / Chapter 10: うわっ、最悪!

장 10: うわっ、最悪!

에디터: Pactera-novel

昭彦たちは、正臣と幼少期から共に育った幼馴染で、非常に親密な間柄だ。

伊藤社長の質問を聞いて、昭彦は隣の女の子をギュッと抱いてニヤッと言った。「あいつはほっといてよ!やつは有名なの女に興味ない、無口な男だろ?俺たちは俺たちで盛り上がろうぜ!」

伊藤社長は驚いたが、すぐに合点がいった様子で、「おっしゃる通り、大塚様のような方ですと、ご覧に入る女性などいらっしゃらないのでしょうね。大塚様がお認めになる女性が、この世におられるのでしょうか……」と言った。

その言葉に、昭彦はつい口を滑らせてしまった。「いないわけじゃないさ……かつては、一人だけいたんだがな……」

ここまで言って、急に何かハッと気づいて、昭彦はピタッと口を止めた。

あの名前、正臣のタブーなんだ。誰が口にしてもヤバいことになる。今日、マジで危うくやらかすところだった!

伊藤社長は目を見開いて続きを聞きたがったけど、昭彦は含み笑いをして、隣の女性と戯れ始めた。

伊藤社長は目を動かしながら考えた。大塚様にもお付き合いされた方がいらしたということは、お身体に問題はないのだな。当然、ご興味もおありだろう。伊藤社長はその場でほほえみ、女性を連れて正臣の前に進み出た。「大塚様、こちらは娘の伊藤愛美(いとう まなみ)でございます。かねてより大塚様のことを憧れておりまして、是非お目にかけたいと無理を言いまして……ご紹介させていただきます」

愛美はとても可愛く、機転が利く。伊藤社長の言葉が終わると、すぐに正臣の隣に座り、笑顔で手を差し出した。「大塚様、はじめまして。お会いできてとても嬉しいです」

普通の女みたいにベタベタでもなく、冷たい美女でもなく、愛美の程よい距離感が非常に好感が持てた。

正臣は冷たい視線で愛美を一瞥し、突然立ち上がった。「失礼、席を外す」

そう言って出てくと、愛美は赤面した。

部屋の数人は、こんなの慣れており、ニヤッと笑って、それぞれ遊び続けた。

……

奈々は廊下で焦って立って、どうやって彼に近づこうか全然思いつかなかった。

近くをウロウロするしかなくて、そしたら突然、正臣が部屋から出てきて、こっちの廊下に来るのを見た。

彼は上着着てなくて、白いシャツがクールな雰囲気を引き立てていて、この豪華な廊下で一段と気品が漂っていた。

でも……こんな時間に何しに出てきたの?上着着てないから帰るんじゃないよね……。

奈々、突然ピンときた!

彼、トイレ行くんだ!

こんなデカいクラブだと、個室には専用のトイレあるから、奈々は正臣が共用トイレ行くなんて全然思ってなかったけど……でも、これめっちゃチャンスじゃん!

まさかトイレにまでボディーガード連れてくわけないよね!

奈々はササッと二歩下がって、男子トイレを確認し、さっと中に入った。

ラッキーなことに、中に誰もいなかった。奈々は個室を選んで入って、ドアをガチャッと閉めて、耳をピンと立てた。

ちょっと待ったら足音が聞こえてきて、ドアがバタンと閉まった。

奈々はそっと個室のドアを開けて、ちょうど誰かが立っているのを見た

奈々はガッと飛び出して、「正臣、私……」

言葉が出た瞬間、そいつがビックリして振り返った。見た目は悪くないけど、その顔、正臣じゃなかった!

奈々は目を見開いて、そいつよりビックリ!何も見てないけど、頭が一瞬でボーッとなって、その場でポカンと立ち尽くした!

その時、ドアがバンって開いて、正臣がドンと入り口に現れた!


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