「何してるの!あなた狂ったの!」
佐藤彰は顔を押さえながら、急に凶暴な目つきになった。
「私はあなたの妻よ!あなたは私を薬で眠らせてあの禽獣に差し出したのね!人間じゃないわ!どうしてそんなことができるの!」
私は叫んだ。彰は一瞬固まったあと、不気味な笑みを浮かべた。
「なに?気づいたのか。三日間やられて、やっと気づいたんだな」
彰が自ら認めるのを聞いて、私は完全に崩壊した。手を伸ばして彼を殴ろうとしたが、簡単に地面に叩きつけられた。男女の体力差はあまりにも大きい。
「ふん、何を泣いているんだ。お前はもう処女でもないだろう。前回も田中社長にやられたんだ、何回やられても同じだろう?田中社長は言ってたぞ、帰ったら俺を課長に昇進させて、口止め料として五十万くれるって。お前が全部知ったなら、少しは分けてやるよ。タダでやらせるわけじゃない」
「人間じゃないわ!どうしてこんなことができるの!私が初めてあの畜生に侮辱されたのも、あなたの計画だったの!」
彰は冷笑した。「お前がまだあの一回のことを言うのか。お前が媚びを売って田中社長を誘惑しなければ、社長が酔った勢いで暴走するわけないだろう?」
「私は誘惑なんてしてない!」
「はっ、お前のあの二つの木瓜みたいな胸、歩くたびに飛び出しそうになってるじゃないか!それで誘惑してないって言えるのか!」
私は涙でいっぱいになった。セクシーな服を着るように言ったのは彼だったのに。それが格好いいと言ったのも彼だったのに!
「あなたが着るように言ったのよ!あなたが綺麗だって言ったのよ!」
「綺麗なのは俺が見るためであって、男を誘惑するためじゃない!見てみろよ、お前のスカートの短さを!少し屈むだけで何人の男がお前の下着を見てると思ってるんだ!恥知らずもいいところだ!あの日、お前は本当は酔ったふりをして、田中社長からお金をだまし取ろうとしてたんじゃないかって疑ってるよ」
私は必死に首を振った。これが私が深く愛していた男の言葉だとは信じられなかった。
「あなたたち二人とも畜生よ!警察に通報するわ!あなたたちを両方とも逮捕させてやる!」
しかし彰はすでに準備していた。慌てる様子もなく、スマホを取り出して私に見せた。