私はもじもじと首を振った。「だめよ、このままじゃ許せない。田中社長、佐藤彰はあなたからこんなにもお金を騙し取って、私に薬を飲ませて、私を売り飛ばして自分だけ儲けようとしたのよ。許すわけにはいかないわ」
「君の言いたいことは…」
「社長、私はあなたとベッドを共にすることに抵抗はないし、むしろあなたにもっともっと尽くしたいくらいなのに、彰が邪魔をして、私にお金を分けたくないからって、あなたにあんなに無駄なお金を使わせて、さらに強姦罪であなたを脅したりして、我慢できますか?」
田中社長は即座に怒り出した。「つまり、最初のパーティーで君は酔ったふりをしていたということか?」
「そうよ、彰に言われてそうしたの。彼は私をここに連れてきてあなたを誘惑させ、あなたが引っかかったらお金を脅し取るつもりだったの。それからそのまま流れに乗って、毎回あなたからお金を騙し取っていたのよ」
社長は拳を握りしめた。「このクソ野郎!よくもこんなことを!帰ったら即刻クビにしてやる!」
「社長、クビにするだけじゃ生ぬるいわ」
私は社長の耳元で小声で何かを囁いた。社長は私の計画を聞いて何度もうなずいた。
「それはいいけど、成功したら、君はどう恩返しするんだ?」
「社長が彰をこらしめてくれるなら、私は喜んで社長の愛人になるわ」
「よし、約束だ!でも、今はもう待てないな!」
社長はそう言うと私のスカートに手を入れてきた。私は顔をそむけ、涙を流しながら、シーツをきつく握りしめた。豚に突かれていると思うしかなかった。
その後の二日間、私と社長、彰と彼の狐女は、お互いに公然とした二組のカップルとなった。特に社長の私への執着は、まるで魔がさしたかのようで、チャンスがあれば私を放さなかった。
私は涙をのんで耐えるしかなかった。女として確実に復讐するには、やはり男を利用するしかない。
彰も完全に私を無視するようになり、たまに話しかけてくるのも嘲笑うためだけだった。「本性がついに現れたな。社長と一緒にいるのを楽しんでるみたいだな。前は俺に清純ぶって、可哀想ぶって」
「それもあなたのおかげよ。感謝してるわ。ベッドで3分で降参する無能なあなたより、社長の方が100倍もいいわよ!」
「何だと!」