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บท 7: 第7章

「ドタッ」という音と共に、江口大輔はその場に膝をついた。

彼は泣きそうな顔で言った。「若山田社長、これは江口桜子というあまみそのせいです。お願いです、木村社長に私を再雇用してもらえるよう頼んでください。仕事に関しては本当に一切のミスはありませんでした。必ず全力で働きますから、この一度だけチャンスをください!」

「いや、大輔君、私が助けたくないわけじゃない。ただ、私と江口桜子は今は何の関係もないし、これ以上関係を持ちたくもない。もし私の推測が正しければ、江口桜子は私との交際期間中から藤原一郎と怪しい関係があった。そんな女性と関わりたいと思うかい?」

私はにこやかに言った。

江口大輔は学校にも通っていなかったため、文字すら満足に読めず、そのせいで最も基本的な警備員の仕事さえ見つけられなかった。大都市に来てからずっと江口桜子に寄生して生きていた。以前、私は江口桜子の面子を立てて、友人の会社の警備員として紹介してやった。意外にもこいつは仕事をそつなくこなし、警備主任にまで昇進した。

私の友人も彼に月給15万円を支給していた。この一年間、こいつの生活は言うまでもなく快適だった。今突然解雇されて、もちろん受け入れられないだろう。

「江口大輔!立ちなさい!」

江口桜子は怒りで顔を真っ赤にしていた。

「あなたにはプライドというものがないの?!彼の会社は倒産したのよ。そんな落ちぶれた人の前で土下座する必要なんてないでしょう!大丈夫よ、藤原一郎に頼んで仕事を紹介してもらうから!」

「黙れ!女のくせに!若山田社長の会社はつい先日上場したんだ。何が倒産だ、分からないなら黙ってろ!あんな役立たずに仕事を紹介してもらう?月給15万円の仕事が見つけられるのか!?」

「上場?」

この言葉を聞いて、一部の事情を知る人を除いて、全員が唖然とした。

「何が上場?」

江口桜子は震える指で私を指さして言った。「山田翔太、あなた前に会社が倒産したって言ったじゃない?」

「私を騙したの?」

最後の言葉を発した時、彼女の足はすでに震えており、藤原一郎に支えられてようやく立っていられる状態だった。

「ああ、それのことか。ただの冗談さ。この方々は私の会社の社員だ。私の会社が倒産したかどうか、彼らが一番よく知っているはずだよ。」


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