私は自分が持っているすべての証拠を提出した。
ペンパルとの交流。
私が起草した概要。
私のキャラクター設定。
私の創作経験と思考プロセス。
そして友人たちとの何気ない会話で触れた様々なインスピレーション。
これらはすべて、私こそが本物の輝夜であることを証明できる。
また証拠でもある。
前世ではうつ病のせいで、私はこの時まで耐えられなかった。
そして今世では、うつ病が再発する兆候が見られるものの、私は踏ん張った。
自分の強さに心から感動して涙を流した。
プレジデンシャルスイートの個室で、真っ白なスクリーンを見つめながら、私一人だけが熱い涙を流した。
私にはわかっている。
おそらく今日のことが過ぎ去っても、私は良くなるわけではない。
でも絶対に悪化することはない。
……
私がすべての証拠をアップロードした後、事態は爆発的に広がった。
親友は驚いて電話をかけてきた。
彼女は怒り心頭だった。
「あなたってバカなの?健太が管理を手伝うって言ったから、本当に任せちゃったの?」
「もし彼があなたの命の面倒を見るって言ったら、本当に命を預けるつもりだったの?」
「それにあなたったら、こんな大事なことをしっかり隠して、ずっと私に言わなかったじゃない。もし私に話してくれていたら、絶対にこんな大変なことをさせなかったわよ」
「本当に腹が立つ」
まるで彼女がこの事件の被害者であるかのように怒っていた。
でも私には分かる。
親友の声には涙が含まれていた。
明らかに彼女は、もしこの事件の汚名が私に着せられたままだったら、私がどんな目に遭うか知っていた。
彼女は涙を抑えられなかった。
「この数日、あなたのことをどれだけ心配したか分かる?」
「電話しても出ないし、やっと今日繋がったじゃない」
「今すぐ健太のクソ野郎の家に乗り込んでやるわ。私の親友を騙すなんて、絶対に代償を払わせてやる」
「必要ないよ」私は少し可笑しくなって彼女を止めた。
親友は少し信じられないという様子だった。
彼女は驚いて尋ねた。「なぜ必要ないの?まさかまだあの男のことが好きなの?」
「バカなの?」
「彼は明らかにあなたのお金目当てよ」
「あの日の生配信で、彼はあなたが彼のお金目当てで付き合ったって言ったのよ」