私の机の下にある二本の美脚は、なんと一本がベージュのストッキング、もう一本が黒ストッキングという、完全に別々の人のものだった。つまり、私の目の前に座っている二人の美女が両方とも積極的に私を誘惑しているということだ!
まさか、こんなに突然で切迫した恋愛運が訪れるなんて?
二つのハイヒールが揃って私のズボンの股間に向かってきたが、お互いの靴先がぶつかると、すぐに引っ込められた。
私は一度咳払いをして、急いで食事を終え、何か言い訳をして食堂を後にした。
やれやれ、もう少し居たら、この二人に食べられてしまうところだった。
車両に戻ると、朱音が上段ベッドから降りてきたところで、ショートパンツを履き、ハイヒールを履いて、少し恥ずかしそうに私を見ていた。この様子では、彼女も私に好意を持っているのだろうか?
私の魅力ってそんなに大きいのか?
「鈴木先生」
「ん?」
「100元貸してもらえませんか?」
私はほっとした。お金を借りたいだけか。「いいですよ」
100元はたいした額ではないし、女の子がこうして頼んでくるのは、きっとかなり困っているのだろう。朱音は甘く微笑んで、私のWeChatを追加して送金してほしいと言った。
彼女は説明してくれた。彼女は貧乏旅行をしていて、これが最後の帰宅行程だったが、切符を買った後に急に贈り物を買ったため予算オーバーになったのだと。もうすぐ家に着くから空腹に耐えられると思っていたが、お腹が言うことを聞かず、何か食べ物を買いたかったのだという。
私はさらに200元送金して、タクシー代に使うように言った。朱音は嬉しそうに私を抱きしめた。「ありがとう、鈴木お兄さん。そうしないと駅を出てから長い道のりを歩かなきゃいけなかったの。家に帰ったらすぐ返すからね。ムワッ!」
そう言うと、彼女は私の不意を突いて、私の頬にキスをし、笑いながら言った。「これは利子ってことで」
そう言って彼女は茶目っ気たっぷりに食事を買いに出かけた。
ちょうどその瞬間、戻ってきた雪菜さんと恵さんに見られてしまった。二人は私と朱音がとても親密なのを見て、敵意のこもった目で私を見つめ、まるで私を八つ裂きにしようとしているかのようだった。
「鈴木先生は本当に女性に人気があるのね?」
「高校生まであなたのことが好きなんだ!」