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章節 7: 7

私は彰に一度もチャンスを与えたことはなかった。

でも、結婚式の前日にこんな冷たい態度を取るなんて、本当に心が冷えるよう。

私たちの結婚式まであと一日。

明日。

ずっと待ち望んでいた日。

家に帰り、私が丁寧に整えた家を見回す。ここは最近の片付けのおかげでずいぶんとスッキリした。

でも、まだたくさんの思い出が残っている。

彰は一言も言わず、部屋に戻るとすぐに寝てしまった。

この頃の彼の心の乱れは、私の目に映っていた。

彼の閉ざされた部屋のドアを見つめながら、私は口元を少し上げた。

でも涙が流れ落ちた。

それを静かに拭き取る。

大丈夫。

彰。

今日が過ぎれば、もう悩むことはないわ。

私は家の中で私が用意したものをすべて片付け、彰の個人的な持ち物だけを残した。

メモも言葉も何も残さなかった。

静かにお風呂に入り、私の一番好きな服に着替えた。

——クローゼットを開けたとき、私はしばらく立ち止まった。

クローゼットの中の服を見て、まるで別世界にいるような感覚になった。

私の顔立ちは甘くなく、どちらかというと冷たい印象がある。

多くの人が、私が無表情のときはいつも怒っているように見えると言う。それとは対照的に、彰は甘くて可愛い女の子が好きだった。

だから私のクローゼットには白いワンピースやジーンズが多かった。

あるいは田園風の花柄。

でも実は私はそういうのが好きじゃなかった。

それに私の体型は悪くないけど、貧乳向けのドレスやキャミソールは私の体型の欠点を露呈させるだけ。

時々、自分の好きな服を買うこともあった。

でも彰は好きではなく、いつも厳しい評価をしてきた。

「それ似合わないよ。見てよ、こんなに布地が少ないなんて、どこのいい子がこんな服着るの?」

「そんな服着ると、太ももが太く見えない?」

「ダサすぎるよ、90年代に生きてるみたいだね」

「それって子供っぽすぎない?知らない人が見たら僕がロリコンだと思うよ。着替えなよ」

「どんな普通の大人の女性がこんな靴履くの?恵、恥ずかしくないの?」

一言また一言。

こんなに時間が経ったのに、私はまだ何一つ忘れていないことに気づいた。

でも今回は。

もう聞きたくない。

クローゼットの一番下の段を開けると、そこには私がしまい込んでいた服があった。


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