私は急いで家に帰った。
ドアを開けると、強いアルコールの匂いが漂ってきた。
リビングに入ると、ソファーで横たわっている藤田健一が目に入った。眉をひそめたまま、どんな悪夢を見ているのだろう。
彼は私のTシャツを握りしめていた。
藤田健一自身のスーツの上着は床に落ちているのに、私の服を胸に抱きしめている。
服には透明な染みがついていて、藤田健一の腰の辺りに掛かっていた。
藤田健一は私の生活を支配するのが好きなだけでなく、この服も彼が私のために選んだものだ。兄も似たようなものを持っている。
手を伸ばして、服を引っ張って洗濯に出し、藤田健一に毛布をかけて風邪を引かないようにしようと思った。
しかし、私が力を入れた瞬間、藤田健一は突然目を開いた。
熱い視線が私の顔に注がれる:「藤田浩二。」
私は素直に頷いた:「はい、お兄さん。」
藤田健一は私の手首を掴み、一気に自分の胸に引き寄せると、電光石火の速さで体を翻し、私を下敷きにした。
彼は目を赤くして、イライラした様子で言った:「藤田くん、18歳まで待つように言ったのに、なぜ言うことを聞かないで、勝手に人と遊ぶんだ?」
私は混乱していた。それに兄は重くて、何か硬いものが私の両足の間に挟まっていた:「お兄さん、何を言ってるの?」
「これからは誰にも触れさせない。」藤田健一は私の肩をきつく押さえつけ、身動きができなくなった。
こんな時は逆らってはいけないことを知っていた:「分かりました、お兄さん。まず離してください。」
「離す?」藤田健一は唇の端を下げ、なんと私の服をめくり上げ、中に手を入れてきた。
タコのある大きな手が私の腰窩に触れた時、私は全身を震わせた。
「お兄さんは痛くないようにする、藤田くんを気持ちよくしてあげる。」
そう言うと、藤田健一は私に覆いかぶさってきた。
乾いた私の唇にキスが落とされ、左右に擦り付けられ、舌が乱暴に歯の間を割って入り、私の全身がしびれるほど熱かった。
そして藤田健一の手は、すでに私のジャージの中に滑り込んでいた。