Synopsis
【女性主人公/伝説級人物/異能/群像劇/恋愛要素なし】
激動の時代を生き抜いた姫野詩織は、偶然にも120年後の平和な時代に転生してしまった。
「……やっと引退できる。天もようやく私を休ませてくれるのね」姫野詩織はそう言った。
しかし——
どうして過去の自分が教科書に載る偉人、連盟の伝説の女性代表、新時代の女性の精神的指導者になっているの?
それに、この250ページもある『姫野詩織の励ましの言葉』って何? 自分はこんなことを言った覚えがあるだろうか?
そして――
芸能界の新星が最優秀主演女優賞の授賞式でこう言った。「ここまで来られたのは、詩織さんのおかげです!」
小林グループの天才後継者も、異能を覚醒させた直後に語る。「詩織さんに救われたんだ。20歳を超えて生きられたのも、あの人のおかげだよ」
さらに、ある拠点で極めて難しい手術を成功させたレベルSの女性軍医までも「詩織さんがいたから、私はここまで来られたのです!」
安全局の新鋭捜査官、白石グループ社長、星凪の総帥、拠点の責任者等の名だたる大物たちが次々と現れ、「詩織さんに感謝を」と頭を下げる。
人々はざわめく。「詩織さんって、一体誰なんだ?」
大物たち:「連盟メダル受賞者をご覧ください」
姫野詩織:「目、節穴なの?こんなことになるなら、乱世でも部下なんて作らなかったわ」
部下たち:「もう隠しきれませんね……」
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