Synopsis
異世界×ロボット×ハーレム
少年と少女が出会う時、物語に旋風が巻き起こる。
異世界『ファンタジア』。そこは地球と同じく数多の国が存在し、覇権を巡り争いが絶えなかった。その主力となるのは宝石のような装甲を纏った全長十五メートルの巨人『ジュエルナイト』である。空気中のエネルギー『マナ』を動力源とした『魔導結界炉』によって凄まじい力を発揮するそれは、まさにこの世界における絶対の兵器だ。そして、そのパイロット比率は七割が女性というまさかの数字だった。
金髪碧眼の少女・ローゼ・スプリムは父親が急死したことにより、十二歳という若さで皇位を継いだ。戴冠式を終えた彼女は自分の城でもある空飛ぶ船こと飛空艇『イカルガ』に乗船し、中立地帯『サンクタム』にある聖王学園に入学する予定だった。
夜も更けた頃、就寝間近にしてイカルガが激しく揺れた。
窓の外を見るとそこには世にも珍しい光の属性を表す白いジュエルナイトがイカルガに取りついていた。瞬く間に護衛が蹴散らされていく中、ローゼは不思議と高揚感を覚えていた。
追い詰められた彼女の前に現れたのは十五歳の少年・冬木六花(ふゆき りっか)だった。
不慣れな実戦で顔色を悪くした六花が放った言葉はローゼに衝撃を与えた。
「アンタを、殺さないと……元の世界に帰れないんだ。だから、ごめ……ッ!」
ローゼの前で気絶してしまう六花。
出会い方は最悪だが、ここから少年と少女の波乱万丈の日々が始まる。
「六花。お主、我の従者にならぬか?」
それがこの世界に召喚された六花を救った言葉である。
今ここに異世界『ファンタジア』の歴史が大きく動き出す。
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Write a reviewAuthor 武内ヤマト